2012年05月23日

沢山の「幸せな時間の結晶」に触れて

おはようございます、Melody♪です。

週末、神戸へ行ってきました。
行き帰り夜行バスで、車中2泊、現地1日(日帰り)の強行スケジュール。
波止場町にあるmeriken gallery & cafeにて、5/8〜5/20に開催されていた公募展「オリンパスPEN/OM-Dアートフィルターの世界展」。
こちらに、私も1点、応募させていただいていました。
私にとっては、初めて「展示される」ことを念頭に置いて、写真を撮った経験でした。
そして、その間に、沢山の心の動きを経験したので、そのことを綴りたいと思います。

このブログに載せている写真は、ここ1ヵ月余りはケータイ写真しかアップできなくなってしまいましたが、それまでは、ずっとオリンパスPEN(E-PL1)で撮影したものです。
以前ここでご紹介した藤田 一咲さんの著書「とことん楽しむオリンパスペン」(えい出版社)をきっかけに購入したE-PL1は、毎朝のお散歩の友として、私には、なくてはならない愛用機となっています。

今回の写真展は、一咲さんの新しい著書「オリンパスPEN&OM-Dアートフィルターパーフェクトブック」(玄光社)出版記念のイベントの一環として、撮影会やトークショー、一咲さんご自身の作品の展示と併せて企画されたものです。

PENの購入は、私の毎朝を、ワクワクと、とても楽しい時間にさせてくれました。
だから、この公募展は、とても嬉しい機会でした。
私は、何か知識を得てから、いろいろ綿密に考えて実践していくタイプではなく、「よくわからないけど、とにかくやってみよう!」と、しかも、楽しいと思うことに関しては尚更、よくわからないうちから動き出してしまうので、写真も、それが、日々のブログに載せられるというだけで、とにかくもう嬉しくて嬉しくて、いつもPENを片手に、大喜びで撮りまくっていました。
写真を本格的に勉強したことはないので、アップする写真も下手なものが多いですが、それが却って、私にとってこのブログを愛着の深い、大切なものにしてくれたように思います。

ですが、サーバメンテナンス以降、PENで撮った写真をブログにアップできなくなってしまってガッカリ(私のPC環境が旧すぎる)、プラス、今回の写真展のための作品を撮ったGW突入前に、大きなストレスを抱える出来事があり、なかなか気持ちを引き上げられずにいました。

ブログを通じて、私の写真を見てくださる方々がいても、「ここは私のブログなんだから、ヘタクソ写真、いいじゃないか!」と、開き直っていられたのに、写真展となると、何をどうして良いものか…。
アートフィルター機能を使って撮影された作品という以外にテーマの指定もなく、これまで行き当たりばったりの撮影をしてきた私は、「何を撮ろう?」というところから、躓いてしまいました。

そんな中でしたが、とりあえず、カメラを持って、行かれる範囲のところに出かけてみて、まずは、撮れるものからパシャパシャと撮っているうちに、だんだん、気持ちの上での「構え」が取り払われてくるのを感じていました。

そう、PENを買ったばかりの頃のように、枚数を気にせず、好きなだけ写真が撮れる嬉しさ、そして、アートフィルターを通すと、「こんなに不思議な写真になった!」という驚きが甦って来て、気がつくと、時間が経つのも忘れ、「もっと、もっと!」と、写真を撮ることそのものが嬉しくて仕方がない私がいました。

今回の撮影期間中、なかなか顔をあげて上を見ることができなかったけれど、最終的に、「写真を撮る」ということそのものを、心から嬉しい!楽しい!と思える幸せを、あらためて実感できたことが、私にとって、何よりのプレゼントでした。

作品提出の時にも、旧いPC環境に泣かされ、ギャラリーの方に大変お世話になりました。
また、そんなこんなで、何も知らない、何もできない自分が情けなくて、提出後も自信がなくて…、自分のメンタルの弱さをほとほと思い知った経験でもありましたが、だからこそ、作品を送りっぱなしで、何も見ずに終わらせてはいけないという気持ちになり、神戸へ。

ギャラリーでは、沢山の方の、「写真を撮る幸せ」に出会いました。
出展者の方各々の、かけがえのない、大切な時間が刻み込まれた作品を見て、自分の心を支配していた、なんとも心許ない、情けない気持ちが消えて行くのを感じていました。

「この「幸せ」を、あらためて発見するために、私はここに来た」と、思いました。

イベントの締め括りの作品講評会では、藤田 一咲さん、ギャラリーのプロデューサーの木下 アツオさん、両先生からの講評をいただきました。
最後まで不甲斐ない気持ちでいた私は、「お叱り受けます。」というつもりで参加させていただきましたが、とても温かいお言葉をいただき、こちらからの問いかけにも丁寧に答えていただき、感激でした。
私にとっては、撮った写真を他の方たちと共有して、そこで自分の写真に対してコメントをいただける機会も初めてだったので、これは、とても嬉しい経験でした。

また、会期中に、私の写真に対していただいた一般の方からのコメントが書かれた「投票用紙」もいただき、「こんな風に、写真を通して、沢山の方と繋がることができるんだ!」と、とても嬉しかったです。

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ここにアップした写真は、イベントDMハガキと私の盟友のE-PL1、そして、イベント終了後に、一咲さんに出展作品の裏面にサインと、「今後に向けて、私に喝を入れてください」とお願いして、書いていただいたメッセージです。
今回の写真展を終えるまでの自分を振り返ってみると、顔も上げられないくらい、こわばっていた心が、少しずつ解きほぐされて柔らかくなり、最終日に会場で、とても温かい想いに満たされたことは、まさに「脱力」の過程だと思います。

゙脱力Melody♪゙

とても嬉しくいただきました!
ありがとうございました!

今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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2012年05月20日

物語の木

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小鳥がたくさん集まる木には、
物語も沢山宿るのです。

春に芽を出す若い葉っぱの一枚一枚に、
物語は宿るのです。

小鳥たちのさえずりが、
物語となって宿るのです。

おはよう!
今朝も元気だよ!
葉っぱの陰で休ませてくれてありがとう。
昨日、面白いものを見てきたよ!
大きな犬に会ったよ!
美味しい木の実を食べたよ!
いつも散歩してるあの人は、
いつも同じ歌を唄っているよ!

沢山の小さな小さな物語を聞いて、
葉っぱがそよそよ喜びます。

風が優しく吹く朝は、
あの公園の真ん中で、
大きな木の物語に、
そっと耳を傾けてみよう。


おはようございます、Melody♪です。

今朝は、ちょっと雲が広がっています。
昨日の爽やかな朝日の中で、物語の木は、嬉しそうに小鳥たちを迎えていました。

今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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2012年05月19日

翼、ひろがれ!

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翼、ひろがれ!
ひろく、おおきく!!

翼、はばたけ!
たかく、つよく!!

朝日の中、
大空に向かって、飛び立たせておくれ…!


おはようございます、Melody♪です。

今朝は、清々しい朝です。
良い週末をお過ごしください!

今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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2012年05月18日

雨上がりの小径

雨上がりの小径。
うっすらと顔を覗かせたおひさまに誘(いざな)われて、
歩いてみた。

昨夜は雷雨。
「かみなりさま、こわいよ!
どうしてあんなにおこってるの?」
そう言って、ベソをかきながら、
頭のてっぺんから足の爪先まですっぽりと毛布にくるまって、
枕に顔を埋めて眠りについた子供の頃を思い出す。

「かみなりさまは、
ゴロンゴロンと、怒っている」と、
子供心に思っていた。

今だって、
外を歩いていたら、
やっぱり、「かみなりさま」はこわい。

でも、眠りにつきながらのかみなりさまは、
こわいけれど、どこか優しい。
諫めるように、あやすように、
説き伏せるように、抱き締めるように、
私の心の手を取りながら、
遠き日へと誘(いざな)ってくれる。

かみなりさまに誘(いざな)われて、
小さな私に戻って眠りにつき、
おひさまに誘(いざな)われて、
雨上がりの小径を歩いた。

足下を見ると、
マンホールに、まあるい青空がいた。
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おはようございます、Melody♪です。

今日は、まだお天気が不安定なようです。
気をつけましょう!

雲間から太陽が顔を出した瞬間、とても嬉しくて、気持ちよかったです!

今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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2012年05月12日

こどもの頃の話、してみよか♪

ツツジの花の輝く季節。
色違いの花で、蜜の味をくらべて遊んだ。

白いツツジは、
どこか凛として、蜜の味も芯が通り、

赤いツツジは、
なんだかおひさまを思い出させる、おおらかな味、

濃いピンク色のツツジの蜜は、
…あれ?なんだか不思議!背が伸びる…?!

薄桃色のツツジは、
ふんわり優しく包んでくれる…。

お花を摘んで、
口にくわえて蜜を吸う。

沢山摘みすぎると叱られるから、
それぞれの色、ひとつずつ。

目隠ししても、
蜜の味でお花の色を当てられるようになった!

鮮やかなツツジは、
そんな素朴な思い出の花。

いつも一緒に遊んだ花。


こんにちは、Melody♪です。

4月、5月は、ツツジが綺麗な季節。

最近、衛生上の問題からでしょうか、ツツジの花を口にくわえて蜜を吸っているこどもを見かけなくなりましたが、私がこどもの頃、この時期には、友達みんな、ツツジの蜜が大好きでした。

ツツジばかりでなく、野イチゴとか、諸々の野に咲く花や木の実など、…とにかく、平気で口に入れていた記憶があります。
中でも、春のツツジと、秋のほおずき(実)は、必ず…。

ツツジは、とても色鮮やかな花ですが、そんな私の幼少時代の記憶もまた、鮮やかに蘇らせてくれる、親しみ深い花です。

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今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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2012年05月09日

心あらたに

おはようございます、Melody♪です。

震災以降、続けてきた'Have a nice day!'のタイトルを、記事件名から外しました。
最近、生活状況から、毎日の更新が難しくなっていたこともありますが、それだけではなく、自分の心の状態を見たとき、正直なところで、今までのスタンスでのメッセージ発信に、かなり疲弊してしまっているところを、見過ごすわけにはいかないと感じたからです。

震災から1年以上が経ちました。

その中で、まだまだ解決しない問題は沢山残っていますが、被災地で生活されている方々、引き続き、復興に力を尽くされている方々、課題は山積みであっても、本当に強く生きてこられていると感じます。

もともと、私がこのブログでメッセージを始めたのは、毎日、新しい1日をスタートすることの、単純で素直な喜びを発信したかったから。
特に深い内容でもなく、他愛のないおしゃべりのようなメッセージでも、心動かされて、嬉しくて、届いてほしくて、言葉になった。。。
そういう、素直な思いを表したかったから。

震災後は、それに加えて、復興への願いと、なかなか大きな動きも取れないけれど、なんとか、どうにかしたい!という自分の気持ちをのせていました。

でも、そうして、メッセージを発する裏で、かえって「行動できていない自分」を、日毎に強く認識する結果になり、苦しむ私がいました。

震災から1年以上。

根底にある気持ちは同じですが、私の関わり方を、変えようと思います。

メッセージは、私が感じ、届けたいと思うことを、素直に表すものでありたい。

だから、最初に戻ります。

…が、メッセージの発信を、自分を苦しめるものにはしたくないので、更新ペースをゆっくりにしようと思います。
私が、震災で困っている方々に、なんとかして力になれればと思ったように、私もまた、沢山の人に支えられ、助けられて、今日を迎えている。
そのことをしっかり受け取って、心をきちんと満たしてあげて、「ありがとう」の気持ちを心から味わって、…そして、それがまた、新しいメッセージになってこぼれ出るようにと…。

自分の体力、精神力の限界が見えたからこそ、「メッセージの発信は、喜びなのだ」という気持ちに立ち返って、心あらたにスタートしたいと思います。

「物語」の発信は、時間がかかるけれど、私にとっては嬉しいチャレンジなので、記事の合間に、少しずつ続けます。

今までここを訪れてくださった方々、時々感想をくださる方々、本当にありがとうございます!
これからも、よろしくお願いいたします!


今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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2012年05月06日

地球(TERRA)の子供たち☆ - Have a nice day! #320

太古の昔から、
足音は、生きとし生けるものの、
もっとも明確な、存在の証し。

大地を思いきり蹴って、
子供たちが駆け回る。
小さな身体いっぱいに息を吸い込んで、
ありったけの声で、
この1日を祝う。

地球上、どこへ行っても、
原初の姿は、皆おなじ。

テレビはドキュメンタリー映像を流し、
タレントが途上国を訪れ、
栄養失調でお腹のふくれた子供を抱っこして、
著名人のコメンテーターが、
この子達のために、私たちに今できることは何かと、
問題提起する。

でも、その背後で、
そんなことは意に介さずに、
子供たちは、夢中でじゃれ合い、
小さな泥んこのボール1つで、
サッカーに興じている。

彼らの多くは、
成人するまで生きられない。
そういう環境で生まれ育ったことなど、
野生の中で、
生き生きと駆け回る姿を見ていると、
頭の片隅へ追いやられてしまう。

親を助けるために、
幼い頃からものを売って働く子供たち。
旅行客をめがけて、
一斉に群がる彼らの瞳に、
しかし、自分を憐れむ光はない。
なにひとつ疑うことなく、
まっしぐらに生きる。

そんな瞳に出くわす度に、
思ってしまう。
いったい、助けが必要なのは誰なのかと…。

貧困も、飢餓も、環境汚染も、不幸だ。
人類が招いた不幸だ。

でも、どんな環境にいても、
どんな不幸といわれる境遇に置かれても、
生命いっぱいに、
地上に確かな足音を、
声を響かせている子供たちの姿は、
輝きそのものではないか。
太古からの、
もっとも美しく、
祝福に満ち溢れた姿ではないか。

その姿こそ、
未来へと受け継がれる、希望の源。

私たちも確かに、
この地球上に、
同じ姿で生まれてきたはず。
長い長い、宇宙の歴史の中で、
どれだけの年月を生きても、
私たちはやっぱり、
小さな子供。

大地を思いきり蹴って駆け回り、
小さな身体いっぱいに息を吸い込んで、
ありったけの声で、
この1日を祝う。

そんな小さな、
地球(TERRA)の子供たち…。


こんにちは、Melody♪です。

昨夜、スーパームーンの光を浴びながら歩いていた時に、浮かんできた情景です。


今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
posted by Melody♪ at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月03日

雨降り☆あめふり☆アメフリ☆A・ME・FU・RI…♪ - Have a nice day! #319

たくさん、たくさん、
雨粒たちが、降りてくるよ!

みんな、みんな、
一生懸命、降りてくるよ!

その姿を見て、
地面に届く音を聴いて、
跳ね返る姿を真似て、
一緒にダンスしてみたよ♪

地上の空気が綺麗じゃないと、
お空の雲も、汚れてしまう。
降りてくる雨粒たちも…。

今日の雨粒たちは、綺麗かな…?

一生懸命降りてきて、
地上に届いて、
ダンスするのを楽しんでるかな…?


こんにちは、Melody♪です。

昨日から、大雨になってしまいましたね。
東京の雨は、峠を越えましたが、かなりのまとまった雨量で、外出の足も、鈍りがちでしょうか?

ここのところ、変わりやすいお天気ですが、雨降りの時は、大降りになることが多いような気がします。

雨の降り方にも、悲しそうな雨、怒ったような雨、どこか楽しげな雨、優しい雨…、いろいろ感じ取れるものがあるように思います。

最近の雨は、暖かくなってきたせいか、どこか楽しげに思えたりしますが…。

空から大地に降り注ぐ雨粒たち、やっぱり、大気が汚れていたら、かわいそうですよね!


今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
posted by Melody♪ at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月30日

【物語の階段 第2段目】MERMAIDS-この海を創りし者たちへ 2-4 フィオナ サモアの人魚の切なる願い - Have a nice day! #318

◇Prayer for the Future◇

初めてのグアムの旅は、珊瑚礁の海と、日に灼かれて、着替える時も、寝転ぶ時も、何が触れても痛いくらい、火照った背中と、そして、フィオナと過ごした驚くべき1日と、数々の楽しい思い出を残して終わった。

この旅に出掛ける前、私は、長い間憧れ続けた海外の海に、初めて潜れることの嬉しさと、期待でいっぱいだった。

ひたすら楽しく、そして、真っ青な海と、その中でのあらゆる経験に、全ての関心を集中させて過ごすことばかり考えていた。

その島が、そして自分の生まれた国が背負う歴史と、長い年月に亘って、何百万、何千万、いや、何百億、何千億…数限りない人々の祈りの声の波動に遭遇し、今、自分の立つその足元に、そして、自分の身体の中を流れる血潮に、そのルーツに、視点を持っていかれるとは、全く思ってもいなかった。

車で山道を走りながら、フィオナの口から度々発せられた「日本兵が…」という言葉は、私に強烈なインパクトを残したと同時に、何とも言えない不思議な感覚を起こさせたのだ。

「日本兵」という言葉は、私達の日常では、ほぼ全くといって良いほど、聞かれない。
「兵隊さん」は、確かにかつては実在していたけれど、現代の私達の生活の中では、「物語の中に登場する人」になっていた。

しかし、考えてみたら、私達の少し前の世代には、確かに、兵隊さんが実在していたのだ。
私の祖父も、そして、父も、兵隊さんだった。

そして、私がまだ幼かった頃、世の中を動かす主力となっていた人々は、かつて兵隊さんだった人々だ。

そう考えると、不思議だ。

自分の親も兵隊さんだったのに、私自身の認識の中で、戦争というのは、歴史の中に刻まれた、消すことのできない事実でありながら、同時にそれは、あまりにもリアリティに欠ける事実であった。

もちろん、学校でも、教育は受ける。
原爆や終戦記念日についても教えられる。

けれど、グアムに限らず、国内外を問わず、南の島を訪れて、痛いほど実感させられるのは、その色鮮やかな自然に囲まれた「パラダイス」と呼んでも良いような美しい場所は、ことごとく、人類の歴史の中で、激しい戦闘の舞台となり、生々しい殺戮が繰り返されてきた場所でもあること、そして、今でも、その余波を克明に伝える場所や物事に、必ずと言って良いほど出くわしてしまうこと。
すなわち、そういった場所では、「終戦後」と言われても、まだまだ戦争がリアリティを持っているのだ。

戦争はいけない!
絶対に起こしてはいけない!!

これは、誰しもが百も承知で認識している真実だ。

そして、
本当のことは、まだ伝えられていない!
平和な社会を営むために、人々が知るべきことを、きちんと伝えるべきだ!
…とも。

確かに、理屈上、これは、何も間違ってはいないだろう。
そして、政治的な思惑で隠蔽されてしまった事実が数限りなくあるということもまた、間違いないだろう。

しかし、事実が充分に伝えられて来なかった背景には、もうひとつ、無視してはならない真実があるのではないかと、最近思っている。

近年になって、先に言う「兵隊さん」として、戦争を経験した方々のお話をうかがう機会を、いくつかいただいたことがある。

その際に、全ての方から、異口同音に聞かれたのは、以下のような話だ。

「この頃になって、ようやく語ろうという気になった。
戦争ことは、長年の間、再び目を向けることもできないほどの、辛い体験だった。
目の前で、一緒に訓練に耐えてきた大事な仲間が銃弾に倒れていった。
多くの人が死んで行くのを見てきた。
そして、自分の発した銃弾が、敵国の兵士の生命を奪った。
私にとって、生きて帰ってきたことは、恥ずかしく、そして、死んで行った全ての人に対して、この上もなく申し訳ないことだ。
しかし、自分の生命も、もうあまり先がない年齢になった今、事実を風化させてはいけないと思っている。
記憶を掘り返すのが、どんなに辛い作業でも、新しい世代に、同じ悲劇が起こってはならないと心底痛感するからだ。」

このような、共通する動機から、当事者たちが口を開き始めた。

そして、その中には、私があの日、フィオナから聞いたのと同じメッセージを聞き取ることができる。

戦後世代の私は、戦争を知らない。
いくら努力しても、推して知ることしかできない。

知らずに生まれ、知らずに育ったということの「幸せ」を、当事者の言葉を聞き、感じ取ること。
それが、まずは私にできることの第1歩ではないかと思う。

そして、理解すべきは、「何故、あまりにも多くのことが、あまりにも長い間、語られなかったか?」ということ。
それは、再びそこに目を向けられないほどの、深い傷痕を、人の心にも、社会全体にも、残してしまったからではないか。

当事者が再び語れるようになるまでには、果てしなく長い時をかけて、世代の移り変わりを経験し、その中で、真実を見つめる視点を少しずつ、新しくしていくことが可能になって、初めて言葉が出てくるのではないかと思う。

戦争はいけない!
絶対に起こしてはいけない!!

確かにそれは正しい。
しかし、私達戦争を知らない者達は、そう声高に叫ぶ前にまず、言葉にならなかった、多くの人々の呻きの声や祈りの声をよく聞き、もっともっと、心で感じ取ることを促されているのではないかと思う。

その声の根底にあるのは、どんなに時代が変わっても、幸せな社会を守って行ってほしいという願いであり、それを伝えることに対する、揺らぐことのない決意だ。

そう、幸せは、あらゆる瞬間に感じ取ることができる。
でも、悲しいかな、人は、幸せに慣れてしまう。
いとも簡単に、平和ボケしてしまう。
そして、もっと、もっと…!と、新しい幸せを探し続ける。
それは、時代を推し進める原動力にもなり得るけれど、幸せを感じ、幸せであり続けることを可能にしてくれるのは、ひとつの決意だ。

大きな未来を託された自分の、揺るぎない決意だ。

私は、フィオナのメッセージから、楽しい旅ができることや、自然を、人を、世界を、愛しいと思えることの限りない幸せを教わり、時を経て、戦争体験者達の言葉と、その言葉を発する際の、並々ならぬ覚悟に触れて、今、そんな風に感じている。


人魚の涙は、慈しみの涙。
悲しみを浄化する涙。
でも、その先に、新しい世界の構築があることこそ、忘れてはならない。

(…TO BE CONTINUED...フィオナのメッセージは、歴史の中で、私の中で、そして、彼女の話を聞いた全ての人の中で、生き続けています。)


おはようございます、Melody♪です。

フィオナのメッセージについて、長い年月をかけて、少しずつ、私の中に起こってきた思いです。

これは、毎朝、「おはよう」のメッセージを発信しながら、私自身が日々、あらたに受け取ってきたメッセージでもあります。

良い休日をお過ごしください!

今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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2012年04月27日

【物語の階段 第2段目】MERMAIDS-この海を創りし者たちへ 2-3 フィオナ サモアの人魚の切なる願い - Have a nice day! #317

◇Good day, ladies!◇

フィオナの家へ戻ると、2人の娘さんたちが帰って来ていた。

2人の娘さんと私たちは、フィオナにお互いを紹介され、同年代の気恥ずかしさもあって、妙にぎこちない挨拶を交わして、丸テーブルを囲んだ。

フィオナは、グラスを用意すると、冷蔵庫の中から大きなボトルを取りだし、中身の飲み物を、各々にたっぷりと注いで、私たちの前に置いた。
自家製のレモネードだった。
ちょうど私たちと同じ年齢の、上の娘さんが作ったのだそうだ。

滞在中に慣れたとはいえ、南の島の強い日差しに灼かれ、火照った身体の中を、冷たいレモネードが滑り落ち、柑橘の酸味が、喉元でキュンと弾けるのは、この上もなく心地よい。
美味しさが、嬉しかった。

テリア犬が、自分も構ってくれとばかりに、テーブルの下に入ってきて、フィオナの足元に腹這いになる。

フィオナは、私たちの間のぎこちない空気には頓着せずに、学校での話の続きを始めた。

「あなた達の年齢では、戦争のことは、あまりピンと来ないかも知れないけれど、ご覧の通り、それは、途方もない昔の出来事というわけではないの。
まだまだ、私達の生活の中には、悲しい歴史の傷痕が、沢山残っています。
楽しい旅行に来たはずなのにショックを受けたかも知れないけど、ぜひ、知っていてほしいの。
私達の親の世代には、こうして、一緒にテーブルを囲んでお茶の時間を共にするなんて、決してあり得なかったことだから。
それを知っていれば、今、この瞬間は、奇蹟みたいなものだとわかるでしょう?」

フィオナは立ち上がり、古いアルバムを手に、戻ってきた。
そこには、先程訪れた学校の、設立当時の様子や、若き日の彼女の両親の姿があった。
そして、先程まで私達がいた円形の集会場で、兄達と一緒に遊んでいる、幼い頃のフィオナの姿も…。

「悲しい歴史があった。
それは、日本も同じでしょう?
国と国との争いは、勝ち負けに関わらず、どちらにも、大きな傷痕を残してしまう。
残された世代にも、悲しみを背負わせてしまう。
それを知ることは辛いけれど、とても重要なこと。
私達は、自分の子供の世代には、決して同じ悲しみを背負わせたくはないの。
幸せな未来を生きて、幸せな歴史をつくってほしい。」

自分の幼い日の姿を見つけた彼女は、恥ずかしそうに笑うと、榛色の瞳を輝かせて言った。
「子供の頃、ここが私の遊び場だったわ!
確かに、何もない、苦しい時代だったけど、ここで過ごした時間は、楽しい思い出ばかり…!」

私達は、殆ど口を挟むことはなかったが、彼女のもてなしが、心から嬉しかった。

やがて、2人の娘さん達は、自分の部屋へ戻って宿題をやるからと、各々に席を立った。

まだ日は高かったが、もう夕方6時近くなっていて、私達にもおいとまの時間が近づいていた。

席を立ちながら、フィオナは、
「これからのあなた達の時代は、幸せな社会をつくってね。」
と言った。


出発時に通った馴染みの薄いグアム市街を、再び車で送ってもらって、逆の順路で通る。
その佇まいが、帰り道には、どこか親しみを帯びていた。

私達をホテルのロビーまで送ってくれたフィオナは、最後に私達1人々々を、大きなハグで包んでくれた後、弾けるような笑顔を浮かべて、手を振った。

「Good day, ladies!
来てくれてありがとう!
楽しい旅を…!」

フィオナは、エレベーターが降りてきて、その扉の中に私達の姿が消えるまで、ずっと、満面の笑顔で手を振って見送ってくれていた。

「Good day, ladies!
来てくれてありがとう!
楽しい旅を…!」

褐色の人魚の優しい声が、エレベーターに乗り込んだ私の耳に、いつまでも木霊していた。

(…TO BE CONTINUED...フィオナのメッセージは、歴史の中で、生き続けています。)


おはようございます、Melody♪です。

GWの入り口も、肌寒い日になってしまいましたね。

フィオナに招かれ、過ごした1日は、当時の旅の目的から考えても、全く予想だにしなかった時間になりました。
そして、同時に、私の心に、強い強いインパクトを残す経験となりました。

彼女から託された願いは、とても大きくて、自分の人生の中で、それをどう体現して行くことができるのか、折に触れて、考えさせられて来ました。

戦争はいけない!
絶対に起こしてはいけない!

それは、今生きている誰もが、思うことでしょう。

戦後世代の私に、それ以上の何が言えるのか…。

わかりきった真実ではありながら、なかなかどうして良いのか、答の出せない、大きな大きな問いでした。

でも、この経験から年月を経て、近年になって、少しずつ、私の中に沸き起こってきている思いがあります。

フィオナと過ごした時間の物語は、今回で終わりですが、次回、彼女のメッセージを受けての、私の思いを綴ってみたいと思います。

今日も素敵な1日でありますように♪
'Have a nice day!'
また、お耳に掛かります!
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